キャサリン・グラハムの言葉
“A mistake is simply another way of doing things.” ― Katharine Graham
「間違いとは単に、ある事をする別の方法なのよ」- キャサリン・グラハム
最近、乱読モードで、ジャンルに関係なく、読みたいと思った本を手当たり次第読む読書スタイルになっています。小説あり、ビジネス書あり、哲学書あり、伝記あり、と、我ながらに、とっ散らかってるなぁと思う程ですが、出産を控えてナーバスになってるのかなぁと、読書に逃げることを良しとしています。
さて、GW中に、いろいろな本を読んでいましたが、なぜか無償にキャサリン・グラハムの本が読みたくなって、久しぶりに「キャサリン・グラハム わが人生」を読み直しました。ピューリッツァー賞受賞作品です。600ページを超える長文ですが、あまりのドラマ展開に、すごいスピードで読み切ってしまいました。
ジャーナリストとして、経営者として、これだけ戦った女性は世界に100人もいないのではないか?と思う程、戦い続きの人生。夫からワシントン・ポストを受け継いだのは40代半ば。私とそう年齢が変わらない時期なのですが、夫が不倫の果てに自殺し、突然社長になるというドラマよりも、私はどちらかというと、優等生であろうとして、依存心が強く、脇役に徹した人生を送ってきた彼女が、夫という存在を失くして無理やり表舞台に出て、新聞社をマネジメントしていき、大統領と真っ向から戦う女性になっていくストーリーに激しく興味を覚え、共感するのでした。
若い頃に読んだときは、「へー、ふーん、そうなんだー、すごいなぁ、ドラマティック」(バカですみません)と思いながら読んだ本が、企業でいろいろな修羅場を経験させてもらった今、彼女がどれだけのプレッシャーと戦い成長していったか、もう少し想像できるようになっているので、「私もがんばんなきゃ~」とやる気を貰ったのでした。
こんな名言も彼女は残しています。
Bromidic though it may sound, some questions don’t have answers, which is a terribly difficult lesson to learn.
月並みに聞こえるが、ある問題は、答えがなく、学ぶことが極めて難しい課業である。
何が正解かなんてわからないことだって人生にはたくさんあるのだけれど、自分の人生において、信念を持って、生き続けていきたい、そして、その中で学び続けたいと改めて思いました。
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