胃の中で蝶が舞う!?~ 動物を使った英語表現
イタリア人の友人とお茶をしていた時に、「イタリア語では、カエルを使ったイディオム表現が多いよね。例えば、『ingoiare il rospo(ヒキガエルを飲み込む=イヤなことを我慢する)』とか『Sputa il rospo!(ヒキガエルを吐き出せ=白状しろ)』とかあるよね~」と盛り上がりました。その流れで、「英語ではどうだっけ?」という話題に花が咲きました。
そこで、今日は、よく使う動物表現のご紹介です。
カエルが喉にいる!?
風邪をひいたときに、
I have a frog in my throat!
(カエルが喉にいる=声がガラガラ)は、冬の風邪がはやるシーズンでは、大変よく使います。
ウケないギャグを言われたときに、
Why did the frog cross the road?
(なんでカエルは道を渡ったの?=お前のつまらんギャグから逃れるため)
と言ったりもします。
胃の中で蝶々が舞う!?
緊張して、ドキドキするときは、
I have butterflies in my stomach.
(胃の中に蝶々がいる=不安でドキドキしている)
と言います。これも、スピーチや舞台の前に、よく使われる表現です。不安やドキドキを表現する時は、butterfliesは複数形で使われます。
蜂がブンブンまとわりつくから、とりつかれたイメージ!?
I have a buzzing bee in my bonnet about the new diet.
(新しいダイエットについてとってもこだわっている)
Have a been in one’s bonnet aboutで、~のことで頭がおかしい、~を思い詰めているという表現になります。
頭の上を蜂がブンブンとびまわって、まとわりついているイメージから、他の人にとってどうでもいいことでも、その人にとっては非常に気になっていたり、こだわっていることを表現するときに使います。
カタツムリは何処もノラリクラリの象徴
The deadline is looming, but I’m still moving at a snail’s pace.
締切が近づいているけど、のろのろペースでやっている。
仕事でこんな風に言われたら、切れそうになりますが、カタツムリが進む速度でやっているという表現にも、動物は出てきます。
電子メールがすぐに届くのに対して、従来の郵便のことを、snail mailとも言います。
Do you still use snail mail?
まだ従来の郵便を使ってるの?
というような言い方をします。
このほかにも、動物を使ったイディオム的表現はいっぱいあるので、「なんだこれ?」と思ったら、辞書をひいてみてくださいね。
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