キャリア相談: 仕事がつまらなくて腐ってしまいそう
Q
私は理系の院卒で、他の研究の人よりも大胆にはやく仕事を進めていくタイプで、色々な人と会話するのが好きでこの仕事を選択しました。現在仕事を始めて3年目。大きな市場も多く経験し、営業所内の実績は一番です。以前までは新薬を採用させよう!その件数が多ければ嬉しく、その件数を目標に していました。ただ、今目標にしたいことは違います。在宅医療での医療水準の低さに驚き、外来診療での情報提供より在宅医療での情報提供を進めていきたい 考えなのです。ただ会社からの評価軸はそこにはなく、実績や件数が評価対象なので、もっと仕組み作りに携われる仕事がしたいのに、評価を下げるのは怖いか ら今での仕事を手放せない。仕事内容は今のまま変えられない。変える勇気がない。ならば、と在宅医療に携われる、仕組み作りが出来る、そして結婚や出産を 視野に入れた働き方が出来る仕事を探しているのです。
あれもこれもと贅沢なことはわかっています。ただ今このままでは仕事がつまらないまま腐ってしまいそうです。どうこの状況を打破したらよいのでしょうか?
(20代、女性、メーカー営業職)
A
まず、就職して3年目で、求められている営業職としての仕事をマスターしている可能性は極めて低いと思いますので、営業所内で一番という「数字」に甘んじずに、必要なスキルを磨いてください。会社の期待値はもっと高いはずです。
そうはいっても、モチベーションが続かない。やりたいことをやってみたいという気持ちもとても良くわかります。3年目ですから、だいぶ余力が出てきたはずですので、社内でできない仕事ならば、社外で挑戦してみてはいかがでしょうか? 在宅医療での情報提供は、ニーズがある領域だと思いますが、まだまだ成長途中の分野。在宅医療サポート協会や全国在宅医療推進協会などをはじめ、様々なNPOが立ち上がっていますので、そういうNPOでボランティアとして活動してみてはいかがでしょうか。ボランティアとして活動していく中で、やってみたいと書かれている在宅医療の仕組み作りを手がけることもできると思います。
ボランティアとして、自分がやってみたい仕事に挑戦しながら、会社で求められる営業としてのスキルを積んでいくことで、キャリアの選択肢は広まると思います。ボランティアは通常無償で行うため、社内の副業既定にひっかかることは無いと思いますが、念のため、上司に相談の上、会社のコンプライアンスに準拠しているかどうかもチェックの上、やることをおススメします。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。