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昨日のロイターに「アングル:規制緩和がカギ握る日本の新たな「ロボット革命」」という記事が掲載されていて、それが面白かったです。

世界屈指の「ロボット大国」日本。ロボットは日本の技術的優位性がまだ残されている分野の1つでもある。しかし今、米国やドイツ、韓国や中国などに猛追され、その牙城が脅かされつつあることに関係者は危機感を強めている。

こんなスタートなのですが、医療・介護用ロボットだけは日本勢に頑張ってもらいたいっ!と個人的には思っています。

経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、ロボット市場が35年には9兆7100億円まで拡大すると想定。このうち、サービス用ロボットがロボット市場全体の51%(4兆9600億円)を占める見込みなので、かなり大きいマーケット。ホンダのASIMOをはじめ、ソフトバンクも二足歩行のロボット市場に参入しています。マッスルスーツの開発では、CYBERDYNEや菊池製作所が、がんばっています。

しかし、手術向け医療ロボットは出遅れた感じが否めません。米インテュイティブ・サージカル社の「ダヴィンチ」が圧倒的シェアを持っています。日本ではオリンパス、シスメックス、ホギメディカルが手術ロボットで米国にキャッチアップすべく開発を進めている状態。ダヴィンチに追いつくには、まだまだ時間がかかりそうです。

医療や介護の領域は、高齢化による要介護や患者数の増加に加えて、少子化による人手不足の深刻化問題も需要拡大が求められているので、是非とも日本勢にはがんばってもらいたいところです。

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