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2015年1月28日にBusiness Journalに掲載された 「JMR生活総合研究所「消費と会社の戦略を読む」 『自動車メーカーが脇役になる日 トヨタvs欧米勢の覇権争い勃発、脱ガソリン車時代幕開け』」は、自動車産業の今後を考えていく上で、気になる記事でした。

 

私の周囲には、自動車メーカーに勤めている方、部品産業に勤めている方、それ以外の業界から自動車産業(EV)に入って行った方など、いろいろな形で自動車に関わっている方々がいるのですが、その中で「いけてる考え方で、自分の固定概念を打ち破る人たちだなぁ」と思うのが、意外にも部品産業の方だったりします。

 

ガソリン車からEVになると、部品点数が大幅に減ることが、部品メーカーの方の危機意識を持つきっかけになっているのだと思います。GEの先輩方で、部品メーカーに行かれた方もいらっしゃって、その方々の危機意識の持ち方がハンパではなく、「こんな未来があるのではないか」「こんな戦略が取れるのではないか」「こんなことを試している」など、実に様々なことに手をつけようとしています。

 

先ほどの記事の中に出てくるダイムラーの最高責任者の「自動車を再発明するのは私たちしかいない」と言っているのも、EVをはじめとした新しい車の中心プレイヤーは、必ずしも自動車メーカーではないところから来ているのでしょう。

 

自分たちが作っているものを壊していくのは、想像以上に難しいのだけれど、それにチャレンジしようと、多様な業界の人たちと積極的に交わり、未来を作っていく人たちがいるのだと、こういう記事を読んで思うのでした。

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