フランス料理にもの申す
私は、フレンチらしいフレンチが好き。その重さのあまり、年齢とともに(ってそんなに年をとってるわけではないのですが(笑))そんなに量を食べられなくなってしまいましたが、年に何度かは、特にジビエの季節には、正統派フレンチを食べにいきます。いくつかよくいくお店があるのですが、やはりオーナーシェフのお店は味があって好きです。
#先日、絶対に秘密にしておいてくれと昔の上司に連れて行ってもらった東京の東の方にあるフレンチは、ジビエが倒れそうになるほど美味なお店で、こんな場所にこんな隠れた名店があったとはっ!!と感動しました。2月のコンサートはこのお店のそばなので、コンサート終了後、食べにいっちゃおうかなぁ〜と思っています。
さて、軽いフレンチが多くなる中、王道フレンチを貫き通すオーナーシェフ3人の対談集、「親父シェフ3人 フランス料理にもの申す」。
フレンチ好きにはもちろんのこと、ビジネスにおいても非常に勉強になる本です。
勝間和代さんといつもどんな本が良かったか情報交換をするのですが、今日うちに遊びにきていて、これが面白かったと本をプレゼントしたので、内容を忘れ去る前にメモっておきます。
フランス料理のオーナーシェフ3人(田代 和久 氏, 谷 昇 氏、 北島 素幸 氏)がフランス料理やお店について、持論を展開。
#田代シェフは、ラ・ブランシュ。北島シェフは北島亭。谷シェフはル・マンジュ・トゥーのオーナーシェフです。私は、ル・マンジュ・トゥーはまだ行っていないので、いつか行きたいです。
「単純に嫌だと思ったら、もう二度とその店に行かなければいい」
「インターネットであれこれ言うなら、直接オレに言えって思うけどなあ」
辛口対談がこぎみ良いです。料理人という職人と経営者の2つの顔を持つ彼らのお金に関する苦労話も出てきて、プロとして料理を作るだけではダメなのだということがひしひしと伝わってきます。料理関係の本だけれど、組織論やプロフェッショナルの育成方法の考え方を学ぶにはとっても良い本だと思います。
同じ系統の本として、コート・ドールのオーナーシェフ斉須政雄氏の「調理場という戦場」もいい本です。同じプロフェッショナルの仕事人として、斉須政雄さんを尊敬し、この本では多くのものを学ばせていただきました。プロとしての気構えだけでなく、オペレーションマネジメントに関して非常に多くのヒントをいただきました。某社のターンアラウンドをやっている最中、オペレーション改善を徹底的にやることに決めたのは、この本の影響がとても大きいです。
が、最近、コート・ドールの味が落ちたのは悲しい... いいお店だったのになぁ..
コメント ( 2 )
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「次に回してね」、って
和代ちゃんに言っておかなくちゃ
さやすずさん、
とっても面白いので、和代さんから借りてみてくださいね〜