レンブラントの夜警

Photo新しく始めたMyLOHAS.netの今月分の原稿をすべて仕上げたので、のんびり連休を楽しんでいます。
朝からクライミングジムで新しい壁と激しく格闘した後、映画館へ! 12日に公開した「レンブラントの夜警」を観てきました。
久々にハードなクライミングをしたので、映画館に到着する頃には、疲れ果てていて、目が重くなっていて、途中で寝ちゃうかも!?と心配していたのですが、映画が興味深くて起きていることができました。
#書きながら寝そうになっているので、これを書いたらまだ9時にならないけれど、寝ちゃうつもりですが...
ストーリー

1642年、35歳のレンブラント(マーティン・フリーマン)は、一流の肖像画家としてヨーロッパ中にその名を轟かせ、妻のサスキアの優秀なビジネス手腕も手伝って、莫大な富を築いていた。その上、2人の間には待望の男子が誕生し、レンブラントはまさに人生の絶頂期にいた。この絵を描くまでは…。『コックと泥棒、その妻と愛人』のP・グリーナウェイ監督が、多くの謎に包まれてきた世界的名画「夜警」の謎に迫る。

いまだ全貌が解明されていないレンブラントの傑作「夜警」の制作過程を描いていくことで、画家として成功したレンブラントがなぜ没落していったのか、グリーナウェイ的に描くとこうなる!というのが本編の面白さ。ミステリー小説を映像で観ているような、そんな気分になります。
レンブラントに関する文献はいろいろと出ていますが、そして多くの方がレンブラントの絵をどこかで目にしたことはあると思います。しかし、このようなストーリーがあったのだと、美術館の解説で知る以上の人物が知ることができる映画です。非常によくできた映画だと思います。
レンブラントという画家にヨーロッパに仕事で行くようになって出会い、イタリアに留学したときに、ヨーロッパのあちこちに行き、レンブラントの作品をいろいろと観る機会がありました。しかし、この映画を観るまで、私はレンブラントという画家に魂を揺すぶられていなかったと思います。
この映画を観る前に、可能であれば、レンブラントについての文献を1冊でも読むことをおススメします(ウィキでもいいけど...)。そうすることで、もっともっとこの映画を楽しむことができるのではないかと思います。
(総合評価:★★★★☆ すっごくいい!!!ただし知的にチャレンジングな映画で誰でも楽しめる娯楽映画ではない)

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コメント

    • Yumeko
    • 2008年 1月 13日

    はじめまして。昨年12月17日、2番目に歌ったものです。
    あの折はお疲れ様でした。
    合格者の名前検索をしたら、秋山さんのブログを発見しました。
    パワフルでバイタリティあふれ、国内外で活躍されているご様子、そのような方が声楽をなさっているとはただ、ただ驚くばかりでございます。
    私は、音大は出ているものの卒業以来ずっと一般企業に勤めていて、声楽は10年以上全く何もやっていませんでした。オーディションとか出てがんばってみようかなと思い始めたのは、実は昨年の秋ごろなんです。歌はやりたいけれど、あくまでも本業は会社員。というわけで、失礼ながら秋山さんに勝手に親近感を持ちコメントさせていただきました。
    レンブラントの夜警は、おととしアムスで観ましたよ。でもあの作品にどんなストーリーがあったか忘れてしまいました。映画、観てみようかな。ちゃんと予習して。
    今後ともよろしくお願いいたします。ご挨拶まで。

  1. Yumekoさん、
    コメントありがとうございます!
    本業を持ちながらも趣味(?ここまでくると趣味ではないとみんなに言われますが)も一緒にがんばっていきたいですよね!
    これからもよろしくお願いします。

  2. 映画「レンブラントの夜警」(2007年、加・仏ほか)

      ★★★☆☆ 17世紀オランダの画家レンブラントの名画「夜警」 (The Night Watch)制作にまつわるミステリー。 原題は「Nightwatching」。  チューリップの球根に人々が熱狂したバブルの時代。 すでに画家として名声を獲得したRembrandt van Rijn (Martin Freeman)は 市警団から集団肖像画の注文を受ける。 市警団が絡む殺人事件を嗅ぎつけたRembrandtは、 正義感から絵で巧みに告発するが、そのため没落へ向かう。  Rembrandtを取り巻く…

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