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Photo_3数年前、体調を崩していた私に家族がプレゼントしてくれた本、「ハプスブルク家の食卓」を読み直しました。
プレゼントされたときに、「体力が資本。マリア・テレジアがものすごく忙しいストレスの高い生活を乗り切ったのは、食に秘密があるはず」とメモがついていました(笑)。
女帝マリア・テレジアは、16人の子供を産み、その間に敵国と戦いながら広大な領地を統治していたことで有名ですが、彼女を支えたのは、特製スープ「オリオ・スープ」。この本にはオリオ・スープのレシピがあるので、私も体調が悪いときにはそれにならってスープを作ります。確かに、元気が出る(一部材料が手に入らないため代用品にしますが)。
皇妃エリザベートのダイエットはすざましいものを感じます。医学的な裏付けが全くなく、かなり危険なダイエット法も多かった彼女。「ジュース療法」「乳清療法」「肉ジュース療法」などをやる一方、甘いものが大好きで、すみれのシャーベットやアイスをたくさん食べていたよう。宮廷生活を嫌って、旅ばかりしていた彼女はいったい何を考えていたのだろうと、数年前に、シシィを追って、ウィーンからブタペストへ旅したことがありますが、彼女について調べれば調べるほど、その不安定さが食にも現れていたんだろうなぁと思わずにはいられません。
食をきっちりすることが、健康の第一歩なんだよなぁと、胸にずしーっと響く本です。
(総合評価:★★★★☆ 一度読む価値あり)

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