(Book, Movie) 脱出記~シベリアからインドまで歩いた男たち~
アマゾンのロシア文学で第6位にランクインしていた「脱出記」。
カラマーゾフの兄弟やアンナ・カレーニナよりも高ランクに入っている作品っていったい何なの?
そういう気持ちで読み始めたラゥイッツの「脱出記」。
そして、この本の映画化がされ、DVDが出ています。こちらも見ました。
ナショナルジオグラフィック監修だそうで、大自然がものすごく美しく、しかし、残忍に映されています。
多くの映画化された作品と同様、小説に完全に準拠している映画ではありませんが、それでも多くの部分を忠実に再現していると思います。
最後の主人公が自分を裏切った妻と逢うシーン。これは、映画を感動的に終わらせるためなのかなと思いました。
本当に人は、たとえ歴史がそういう裏切りを強要したとしても、人を簡単に許せるものなのでしょうか?
そして、ポーランドに戻るまでの何十年間、主人公は、リアルではイギリス人と結婚して子供を持ち、幸せな家庭を築いたようですが、映画だと、そこは飛ばされて、年老いた妻と再会するシーンになっている。間の人生どうしたの?
…と、いろんな疑問を持ってしまいます。
やはり、小説を読んでから映画を見るのが正解のようです。
アマゾンでの高ランクの理由、納得の作品でした。
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