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Photoロシアの作曲家の作品を練習する日々なのですが、荒涼とした感じが歌えない…と悩んだ末に借りた映画が「ニーチェの馬」。

内容(映画.comより)

「ヴェルクマイスター・ハーモニー」「倫敦から来た男」で知られるハンガリーの名匠タル・ベーラが、ドイツの哲学者ニーチェの逸話を題材に荒野に暮らす男
とその娘、一頭の馬のたどる運命を描く。1889年、イタリア・トリノ。ムチに打たれ疲弊した馬車馬を目にしたニーチェは馬に駆け寄ると卒倒し、そのまま
精神が崩壊してしまう。美しいモノクロームの映像は「倫敦から来た男」も担当した撮影監督フレッド・ケレメンによる。2011年・第61回ベルリン国際映
画祭で銀熊賞(審査員特別賞)を受賞。

厳しい環境で淡々と暮らす親子の生活は、厳しいなんて言葉で表現できるほどのものではないと思いました。あまりいろいろ書くとネタバレするので書きませんが、衝撃的だったのは、水がなくなっても、生のジャガイモにかぶりつく、人間の本能をえぐるような描き方をしていたこと。

この映画、映画館で見てたらきつかったなぁ~と思いました。何しろセリフがほとんどなく、朝起きる、暖炉を燃やす、井戸に水を汲みに行く、馬の世話をする、ジャガイモを食べる...と、反復作業のみ。それを6日間を描いているですから… 途中で私みたいな人間は飽きる。

飽きるんだけど、この先これがどうなるんだろう?と、興味だけで見ていく、そんな映画でした。

6日間はきっと聖書の創世記にある6日がテーマなんだろうけど...とか、いろいろと考えてしまうのですが、これを考えさせるために作った映画なのかな?とうがった見方もしてしまいます。

(総合評価: ★★☆☆☆ すっごい作品なんだろうけれど、私は飽きちゃってダメ。いろいろと考えさせるための問題提起、と受け取り、あれこれ考えながら映画を楽しみたい人にはいい作品なのかも。。。)

ちなみに、荒涼感が足りなかった歌は、だいぶ荒涼感が出てきたので、もともとの目的は達成しています。

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