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Photoルーテル市ヶ谷で行われた「オペラ バスティアンとバスティエンヌ 他」を見てきました。...と言っても、仕事があったので、第一部には間に合わず、第二部のオペラから見ました。
そういえば今年の夏の東京オペらくご「バスティアンとバスティエンヌ」を見に行くんだと、ちらしをみせたら、本番直後だからきっと爆睡していて見に行けないと、しかし他の人が演じるのは見たいなぁと、ゆり子先生が嘆いていたことを思い出しました。
会場につくと、ちょうど1部が終わるところ。が、とってもシンプルな舞台のまま。第二部の大道具は巨大なハートが絵が描かれたものだけで、後は、まったくなし。
ゆり子先生が、りき入れて練習に励んでいると聞いていたので、そして、コメディはゆり子先生お得意なので一体どんな舞台にしたんだろか? と、わくわく。
今年の夏に見た東京オペらくごの「バスティアンとバスティエンヌ」は、落語家の古今亭志ん輔さんが、レチタティーボを落語で解説してくれて、それはそれは笑えましたので、今回は、どういう作りにしたのかなぁ〜。
以前コンクール直前に十八番だからとドンパスクワーレのノリーナを見てくださった峯島望美先生が、バスティエンヌ。ノリーナを歌う時の悪女ぶりが思い出され、あのノリーナが純情なバスティエンヌになっちゃうの!? と、ちょっとドキドキ。望美先生にお目にかかるのは、本当にお久しぶりです。
翻訳は望美先生がされたそうなのですが、台詞だけ日本語になっていて、あちこちにエスプリが効いていて面白かった! 「コーラの泉」だなんて、オーラの泉をもじったり、日本人だけがくすくす笑える台詞になっていて、そして、会場の前から後ろから、あちこちから出てくる演出も面白く、コンサートの作り方の勉強になりました!
驚いたのは、望美先生が可愛い少女になって可憐な声で歌っていたこと。「えー、あの、悪女ノリーナが化けた!」(先生に対して失礼ですが...) 一度しかお目にかかったことがなく、私の中では、強烈な悪女なイメージだったのですが... 悪女なんて微塵も感じず、バスティエンヌがバスティアンの気持ちに振り回されて、こんなに純情な子今時いないってー、っていう程、少女。すごいなー、すごいなー、すごいなー。すごい演技力。声の深みを変えずに、なんで可憐に歌えるんだろう!? 
頭の中に「!!!!」「????」が渦巻くオペラになりました(いろんな意味で)
このオペラは、モーツアルトが12歳のときにつくった作品。12歳の頃からホントに天才だったのねー。純情な男女の恋の物語を題材にしたあたり、そろそろ恋愛に興味が出てきたのかな?と思うような、可愛い作品です。しかも45分くらいの短い作品なので、オペラ入門にはおススメです!


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