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Photo新国立の今シーズンのバレエは、イギリスのロイヤルバレエ出身のデヴィッド・ビントレーさんが新しい舞踊芸術監督に就任し、「ビントレーのペンギン・カフェ」「バランシンのシンフォニー・イン・C」「フォーキンの火の鳥」の豪華3本だてでスタート。ビントレーなら見たいなぁと思っていたのですが、今年はオペラやコンサートを沢山見ているので、すでに予算オーバーな気配だったので、諦めていたら、なんと格安でチケットを譲っていただくことができたので、見に行きました。
新国立よ、いつの間に、こんなにレベルアップしたの!? と、オペラの時も思ったのですが、今回のバレエは素晴らしい!!! 特に、ペンギン・カフェが素晴らしい。もちろん、バランシンのシンフォニー・イン・Cは、難しいステップを、ちょっと危なげだったところもあるけれど、テクニックで踊りきったバレリーナに拍手を送ったが、テクニックは日本人は強いところ。また、今年で100周年を迎えた「火の鳥」も、ロシアの民族舞踊を奇麗に盛り込み、華やかな作品に仕上がっているので、拍手の嵐。
今回のペンギン・カフェは、ロイヤルで見た時の感動をそのまま呼び起こしてくれました。なんと言っても、表現力も素晴らしい。そして、ストーリー性を強く訴えかけてきた舞台でした。
かわいらしいペンギンステップをはじめ、色っぽさを振りまきながらボルルームダンスを踊るユタのオオツノヒツジ、元気いっぱいのブラジルのウーリーモンキーなど、絶滅危惧種ばかりが出てきて、最後はノアの方舟に乗り込んで行く。中盤までの明るい楽しい踊りから、ノアの方舟に乗り込んで行くダンスは、寂しい、切ない感じをとてもうまく出しています。楽しい部分とシリアスな部分を音楽とダンスで表現し分け、そしてダンサーたちが動物になりきっているため、メッセージが全面に出てくるのだと思います。
今年のビントレーさんの演出は期待できますっ!!!  あぁ、他の作品も見に行きたいけれど、お金と時間が許さないだろうなぁ〜〜 また、格安でお席ゲットできれば、見に行きたいです!


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