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Photoなかなか進まず、やっと第6部「天下三分」を見終わる。
魏、呉、蜀の三国が建国されるところから、劉備の死までを描いた「天下三分」。
司馬懿は献帝に禅譲を迫り、泣く泣く去る。献帝は船を沈没させ、自死し、一時代は終わる。曹操に庇護してもらうことでしか皇帝でありえなかった寂しい皇帝の最後は、とても切ないものがある。生き残る方法もあっただろうに、そこまで時代の流れを読む才覚がなかったのが、不幸な人生になったのであろうし、頭が良過ぎても殺されていただろうから、その微妙な立場と役柄を演じ続けられる人材でなければ、このような最後を迎えるしかなかったのだろうと思う。
これに怒った劉備は蜀の初代皇帝につく。また、関羽や張飛を失った劉備は呉を恨み、孔明が止めたにも関わらず討伐へ出てしまう。最初はうまく勝っていたものの、陸遜に火攻めにあい、ぼろ負け。劉備は白帝城に逃げ込むものの、孔明に息子劉禅を託し息を引き取る。
劉備は死す前に自分の奢りから大敗してしまったことを悔やむ。また、兵法に通じていなかったことが、全軍を山林に移してしまったところからも伺い知れるが、劉備は精通していなかったとしても、なぜ誰もそれを止めなかったのであろう? 呉は人材難に苦しむが、魏も蜀もそこまで人材難でなかったはず。そこは皇帝になった劉備に気後れしたのか? なぞ、いろいろと考えてしまう。
諸葛亮に息子を託しながらも、息子にその能力がなければ諸葛亮に皇帝につくように言うところはさすが劉備である。自分の息子を育てきれなかったのは、自分がよく分かっているのであろう。
第5部では曹操の後を継いだ曹丕に不安いっぱいであったが、用心深い性格が幸いしたのか、パパほど偉大ではなかったにせよ、2代目の中ではまあまあマトモに成長したのだなぁと思う。そう考えると、2代目、3代目教育は、親や周囲の努力もあるが、本人の判断力(正しいポジショニング)が大きくモノを言うのだと、それを身につけさせることもとても大事なのだと思う。
劉禅の声がアムロの声なので、とてもひ弱な感じがたまらない。いいキャスティングである。
過去の三国志ねたです
三国志 第五部 奸雄終命 (第58話〜73話)
三国志 第四部 荊州争奪 (第43話〜57話)
三国志 第三部 赤壁大戦(第33話〜42話)
三国志 第二部 中原逐鹿(第19話〜第32話)
三国志 第一部 群雄割拠(第1話〜第18話)

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