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私は普通の日本人と比較すると、食事の種類がかなり多いそうです。

先日書いたチュニジア料理のほかに、シリアやモロッコのお料理も大好きで、よく食卓に登場します。難しいでしょ?といわれるのですが、意外と簡単に家庭でも作れます。

アラブのお料理に目覚めたのは学生の頃。当時よく遊んでいたグループの中にシリアからの留学生がいて、彼の作るお豆料理は絶品でした。特に、ひよこ豆のペーストやレンズ豆のスープが美味しかったです。豆のペーストをパンにつけて食べるなんて、考えたこともなかったのですが、ホームパーティーのちょっとしたおつまみになるので、よく登場します。その彼からお料理を習い始めたのが、アラブ料理を作るようになったきっかけです。

そして、彼のお友達でモロッコからの留学生にハリーラというハーブ風味のお豆のスープを教わりました。これが、サイコーに美味しいのです。なんでも、ラマダンの後に初めて口にするモロッコの伝統的なお料理だそうで、栄養たっぷり、しかもおなかに優しいお料理なんだそう。このハリーラには、ガルバンゾーというお豆が使われているのですが、そのお豆の名前を教えてもらったときに、「日本語にはがんばるぞ」という言葉があるんだ、と教えました。以来、辛くて落ち込んだりしているときに、ハリーラを持って現れ、「がんばるぞ」と日本語で言ってくれた嬉しい思い出付のお料理です。

モロッコ料理は、神楽坂にあるアガディールが美味しいです。まだあるのかな?久しぶりに行ってみようかな…

先日、チュニジア料理の話をした後、友人たちからメールが舞い込み、一緒にチュニジア料理を食べに行こうと声がかかりました。こうして、違う国のお料理に興味を持ってもらえるのは嬉しいことです。食は文化の第一歩。9.11の後、アラブ諸国にライトがあたりますが、実は意外と知られていない文化なのだと思います。ライトが当たっている今だからこそ、もっともっと知りたいなと思います。まだ実際に行ったことがないので、チャンスがあれば是非行きたいと思っています。(先日、モロッコ行きが計画倒れになってしまったしなぁ)

食を知ることで、少しでもその国に対する理解が深まるといいな~、と思いながら、今日もお豆を戻しています。

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