エースをねらえ!

Photo珍しく平日早起きしたので、仕事に行く前に山本 鈴美香さんの「エースをねらえ!」を一気読みしてしまいました。仕事に行く前にボロボロ泣いてしまい、顔が腫れるのを防止するために、この寒い中、顔を氷で冷やさなくてはいけなかったので、朝読むものでは無いとちょっと反省。
エースをねらえ!に刺激を受けてテニスを始めた人は少なくないと思う。何を隠そう。私もそのひとり。怪我で引退するまで、テニスに溺れていた時代があります。
このマンガは下手な小説よりも人生の学びになるし、非常にいいメッセージがちりばめられていて、読んでいない人には一読をおススメしたいほどいいマンガです。
師弟愛、恋愛、努力、成長、友情、先輩/後輩関係、親子関係...
たくさんのいい言葉が並んでいます。

「この一球は絶対無二の一球なり されば身心をあげて一打すべし この一球一打に技をみがき 体力をきたえ 精神力を養うべきなり この一打に今の自己を発揮すべし これを庭球する心という (福田雅之助)」
「生命(いのち)賭けるものがスポーツであれ芸術であれ宗教であれいかなる道であれ その道を旅していかに魂が成長するか 問うべきは常にその一点」
「高みをめざしたときから人は誰でも孤独になる まわりでどれほど君を愛していようと否応なく君のそばから一人また一人 友は遠のき先輩は消える はじめ大勢で背負っていたものがいつか君だけの肩にのしかかる それでも君は坂道を登らなければならない 孤高になってゆかねばならない それが高みをめざす者の運命(さだめ)だ!」
「我々を踏み越えて世界へ飛び立たせることのみが今先輩としてできる唯一のことだから!」

登場人物は、皆若いのにとてもしっかりしている(宗方コーチは27歳で死去、お蝶夫人や藤堂さんは終了の頃は19歳)。私がこの年齢の時はこんなこと考えてなかった..としみじみ自分が情けないと思う。しっかりしなきゃと自分に発破をかけたくなる。
努力とか最近は古い言葉になっちゃっているけれど、やっぱり努力と成長っていいもんだと思う。そして、人は人によってつながり、生きているのだと改めて思います。
最近こういうものばっかり読んでいるのは、ちょっと思い悩むことがあるから。たぶん1ヶ月以内にリカバーできるとは思うけれど、落ちたときに読む本やマンガがあるって、私は幸せだと心から思います。
(総合評価:★★★★★ MUST READ)

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