東京音大夏期声楽特別セミナー

東京音楽大学がはじめて主催する夏期声楽特別セミナーに参加しました。豪華指導者による豪華プログラムの2日間でした。事前準備から始まって、本当にたくさんのことが勉強できた2日間で、このようなプログラムを開催してくださった東京音大に感謝でいっぱいです。来年以降開催できるかどうかは未定だそうですが、是非とも来年も開催していただきたいです。今回は、東京音大の卒業生が8割以上で、学外からの人はあまり居なかったのですが、学外からの人にも、そして、音大卒以上のレベルがあれば、音大出身でなくても受け入れてくれる非常に寛大な大学ですので、ご興味のある方は、是非、東京音大のサイトをこまめにチェックしてみてください。

プログラム:

1日目

ベートーベン第九第四楽章合唱の合唱指導法(1)
ドイツ歌曲(1)シューベルト、ブラームス、シューマンの歌曲
フランス歌曲(1)色彩・フレージング
教授、コレペティトールによる個人レッスン

2日目
ベートーベン第九第四楽章合唱の合唱指導法(2)
ドイツ歌曲(2)ヴォルフ、マーラー、R.シュトラウスの歌曲
フランス歌曲(2)語りのスタイル
教授、コレペティトールによる個人レッスン
サロンコンサート「ロシアを歌う」
受講者コンサート

第九第四楽章はもちろんのこと、ドイツ歌曲とフランス歌曲で使われる楽譜を集め、必死になって事前勉強をしました。
ドイツ語もフランス語もあまり得意ではないので、まず、辞書引きからスタート。今回は曲数が多いので(そして私はドイツ歌曲もフランス歌曲も全然やってないので、ストックにないっ!)、辞書をひくだけでもかなりの時間がかかりました。
辞書をひいた後は、作品の下調べ。作曲者はどういう人だったのか、どんな時期(初期なのか後期なのか、どういう精神状態だったのか、歴史的にはどういうイベントがあったのかなどなど)に書かれたのか、作詞は誰がしたのか、作詞の人はどういう人だったのか...などなど、調べるべきことは山のようにあります。今は、ネットでなんでも調べられるので、本当に便利になりました。昔は、図書館に籠ったのですが、仕事が終わった後、何時でも、好きなときに、調べものが出来るのは本当に楽。
それが終わったら、今度は、模範演奏となりそうな演奏をYouTubeで探しまくり、楽譜とにらめっこしながら、音楽を聞く。最後は、ピアノの前で、音とり。
ここまでが、最低限の準備です。音大を出ていれば、授業でやっているので、復習作業だけですむのですが、こういう時に音大を出てないのは損だなぁ〜、音大行こうかなぁ〜、と、思います。が、音大に行くだけの時間は、今の私には作り出せないので、本件、もう少し保留しておきましょう。
こうして勉強していった甲斐があって、今回の講座の内容は、とてもよく分かり、また、事前に読み切れていなかった楽譜の読み方も「なるほど〜〜」と理解が深まり、さらに勉強になりました。特に、フランス歌曲は、文献が限られていたこともあり、武田先生の解説がものすごく貴重でした。本格的に授業がとりたーい!と心から思ってしまいました。
個人レッスンも、有名な先生にご指導していただき、本当にいろいろな点で勉強になりました。目から鱗ならぬ、額から声が出て、びっくり。チェンジのところの抜け方の秘訣を教わり、そのやり方におどろきました。すごいーーー。
ここで学んだことを、これから先の勉強に活かして行きたいです。


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