【音楽】オペラの楽譜

Photoピアノばかり弾いていた私が声楽を始めるきっかけを作ってくださった設楽礼子先生から宅急便が送られてきました。
私の体格を考えると、小人族と呼ばれる程、背も小さいし、もちろん手も小さいので、ピアニストとして生きて行くのは絶対に無理だったわけで(手は小さいですが、ピアノを弾くためにものすごくストレッチしていたので、ピアニストの友達と同じくらいには広がりますけど)、設楽先生から「あなたはとても奇麗な声をしているのだから、声楽をしたら」とおっしゃっていただけなければ、そして、歌の楽しさを教えるために、私から憎まれようがすべてのピアノ伴奏からはずされなければ、私はずっとピアノを続けていて、声楽をしていなかったと思います。だから、先生には感謝してもしきれないくらいです。
さて、先生からの宅急便のダンボールをあけてみると、オペラのヴォーカル譜である「世界歌劇全集」が大量に入っていました!!昭和41年に出版された全集を全部送ってきてくださったのです。さらに、モーツアルトのオペラ解説書やアリア名曲集など、絶版になってしまった貴重な貴重な楽譜の数々が一緒に送られてきました。
週末に喘息の発作を起こして、気管支炎と咽頭炎にかかってしまい、声が出ないのに、あまりの嬉しさに「うきゃぁ〜」と叫んでしまいました(笑) 
先生は、もうお年で自分は歌わないから楽譜は使わないし、自分が他界したら、まったく価値の分からない人が捨てて灰になってしまうより、教え子に使って欲しいので、送りますとおっしゃってくださったけれど、こんなに沢山の貴重な楽譜を送ってくださって、音楽家だったら手元においておきたいだろうにと、先生のお心遣いに感謝すると同時に、先生のご年齢を考えると、いつお別れの日が来てもおかしくないのだと改めておもい、胸が詰まります。
仕事との両立を考えて、オペラに出るのはしばらく前に降板して以来諦めていたのですが、やはりオペラに出たい。先生から頂いた楽譜も勉強し尽くしたい! ...ということで、仕事との両立方法を考えて、オペラに出られるように(そして端役でも役が貰えるように!)、いろいろとがんばって行こうと、思います。


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

ページ上部へ戻る