男脳度vs女脳度
BCG時代の先輩がちょっと早めの誕生日祝いのディナーをしてくれました。
一部上場会社の役員になっても、年に何度でも、相談ごとがあればディナーに連れて行ってくれて、話を聞いてくれ、いいアドバイスをくれる素敵な先輩です。BCGって本当にいい会社だったよなぁと思うのは、こういう時でしょうか。
最近、キャリア形成について、いろいろと悩んでいたので、「お誕生日なんですぅ〜」と誕生日にかこつけて、とってもおしゃれで美味なイタリアンレストランに連れて行っていただきました。
#この先輩、素敵なお店をいっぱいご存知で、いつそんな時間があるんだろう!?といつも不思議に思ってしまうほど、レストランをご存知です
ちょうど4年前、BCG時代に、とっても大変なプロジェクトで一緒に働いていたのですが、何日も自宅に戻れず、徹夜続きでドロドロのプロジェクトで、オフィスのあるニューオータニに仮眠部屋を借りて、プロジェクトメンバーで代わる代わるそこで寝ていたことがあります。そのときも、「誕生日に家に帰れないのはかわいそうだ。久兵衛でごちそうしてあげよう!」とポケットマネーで久兵衛に連れて行ってくれました。先輩もそのことを覚えていて、あれから4年か〜とひとしきりその話。
前置きが長くなってしまいましたが、いろいろと相談しているうちに、「私の強みは何か?」という話になり、私の強みについて、先輩のご意見を伺いました。これが非常に面白い見解で、人から見るとそういう風に見えてるんだ〜と、とっても新鮮。今日から「これが私の強みですっ!」と使えるフレーズ満載で、聞いてよかった〜と思いました。
自分でも分かっていたことで、今回あげていただいたものの1つが「マルチプロセッサー搭載」という点。
男性は「シングルプロセッサー搭載」な人が多いという話から、「男脳vs女脳」の話に話は飛んでいき、「私はものすごく女脳度が高い」という話になりました。
自宅に戻って、すぐに取り出したのが、この「話を聞かない男、地図が読めない女」。何年か前にベストセラーになった本ですが、いろいろと参考になる点が多いので、未だに手元に残してあります。内容を思いだすために、お風呂で、ざーっと斜め読み。
統計学的に男女の違いを分析したものだから、当てはまらない人も多いのだろうけど、「見えない部分/曖昧な部分の仮説化」にはとっても便利な本。
「この本でいくと、先輩と私は理解し合えないけど、ディープなディスカッションもできるし、まぁ、こういうモノの見方も面白いわな。」と思いながらも、自分の弱みが何なのか、その逆の強みが何なのか、などを本を読みながら俯瞰的に考えていく。
本っていろいろな使い方ができるから好き。もちろん、人とディスカッションすることで見えてくるものも多いけれど、(初期仮説構築には人とのディスカッションが一番好き)掘り下げて考えるのは、目の前に「文字」としてある本をディスカッション・パートナーにすることが多いなぁ...
そんなことまで考えながら読める本ってなかなか無い。そういう意味では、この「話を聞かない男、地図が読めない女」はとってもいい本だと思います。
ちなみに、私は本当に地図が読めないし(だからauのEZナビウォークの熱烈な信奉者)、空間認識力がかなりヤバいので、車の運転がとても苦手です。一応、日本国の運転免許は持っていますが、5回実地試験に落ち、6回目でようやく免許取得。しかし、「周囲の大いなる迷惑」というか、「走る殺人鬼」と自分で認識をしたため、今は乗せてもらう専業です。
語学能力はとても高いですが、論理力は弱かったです。論理力は、後天的に「無理矢理」学習で身につけたもの。訓練すれば何事も時間がかかるかもしれないけれど身に付くんだと、分かったのはいいけれど、地図読解能力も空間認識能力も、磨くメリットが今のところ見いだせてないので、何もしていません(笑)
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[BLOG][読書]本をディスカッション・パートナーにする
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