藤沢周平全集第一巻

Photo山形へ出張へ行くのに、山形が舞台の小説は何だろう?と考えていたのですが、思い出すのは、山形をロケ地にした映画ばかり(これはやはり前職の名残か!?)。山形は、庄内映画村や鶴岡市がロケ地誘致を行っていたので、業界い居たことがある人は、ある程度すらすらと出てくる先ではあるけれども、映画業界から離れてしばらく経つのに、思い出すのは映画ばかりとは、私もとうとうぼけたか!?
「アカデミー賞を受賞したおくりびと、前職とふか〜い関係のあるICHIは山形で撮影したなぁ」と、ここまで思い出しながら、ど〜しよう〜と思っていたのですが、「蝉しぐれもたそがれ清兵衛も山桜も武士の一分も藤沢周平作品は藤沢周平氏の出身の鶴岡で撮影したなぁ〜」と、思い出し、とりあえず、藤沢周平全集第一巻を新幹線に持ち込みました。
到底読み終わるとは思っていなかったのですが、なんと、4月というのに、吹雪と強風で、米沢の手前で新幹線が止まり、しばしそこに立ち往生し、大幅に遅延したために、東京到着までに完読。
藤沢周平の作品は、いろいろと読んでいるのですが、年を取れば取る程、良さが分かってくる小説が多く、若い頃は、いかに、文章の上っ面だけを読んでいたかを思い知らされます。きっとあと10年して読むとまた違った感情が湧いてくるのでしょう。
三島はベッドの友ですが、藤沢は人生の友とすべき本なのだなぁと改めて思いました。
それにしても...思い出せてよかったです。

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