今週の知的ジャグリング|2025年3月第1週
3月5日から「NewsPicks認定エキスパート」としての活動を始めました。
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今週から、NewsPicksで私がコメントした記事を通じて、社会・経済・教育・暮らしを「知的にジャグリング(=編み合わせ、再構成)」していく試みを、公式ブログで毎週連載していきます。
▶ 1. AIは誰のものか? ── 技術の“主権”が問われる時代へ
今週、私が最も注目したニュースは、OpenAIの営利化や、中国・アリババが生成AI「QwQ-32B」をオープンソースとして公開した件でした。これは単なるテックニュースではなく、「AIというインフラを誰が所有し、誰が制御するのか?」という根源的な問いを突きつけています。
AIは、もはや国家の戦略資源です。日本は今、AIを“サービス”ではなく、“インフラ”として整備しなければ取り残されます。産業向けAIに資金を集中投下する、日本独自の強みの再設計が求められています。
🧠 ジャグリングポイント:AI×国家主権×産業政策
→ 日本企業は「守る」よりも「つくる」へ。標準化競争に参加せよ。
▶ 2. グローバル地政学と日本の立ち位置──アメリカの変化、日本の選択
今週は、アメリカ・トランプ氏の発言が多く取り上げられた週でもありました。「NATOを守らない」「日本は守っていない」などの発言は、同盟や安全保障の“意味”を根底から問う内容でした。
私は、アメリカに振り回されるのではなく、日本が“調停型の外交”を軸に、多国間の安定を支える存在になるべきだと考えています。スイスのように、対話と信頼を基盤にした「積極的平和外交」が必要です。
🧠 ジャグリングポイント:地政学×外交×経済戦略
→ 軍事力ではなく、調停力と共感力で、世界とつながる国になる。
▶ 3. 「私も頑張ってるよ」の力──キャリアと育児のリアル
国際女性デー(3月8日)に関連した話題も多く上がりました。
私は、慢性疾患を抱える娘を育てながら働いています。
正直、「もう無理かも」と思ったことも何度もありました。
でも、「一人じゃないよ」という誰かの言葉に救われてきました。
キャリアと子育ての両立は、時に命を削るような選択の連続です。だからこそ、「頼れるものは頼っていい」「助けられたら、いつか助ける側にまわる」という循環が必要です。
🧠 ジャグリングポイント:働き方×ケア×相互支援
→ “完璧じゃない私たち”が支え合う社会こそ、持続可能な社会です。
▶ 4. 大学は「正解を学ぶ場」ではない──知と対話の再設計
大学新入生向けの記事にコメントした際、「大学は、知識ではなく“試行”の場である」と書きました。
私は講師として、学生が何を学ぶかよりも、「なぜ学ぶか」「どう対話するか」に注目しています。
スマホやSNSがあっても、最も深い学びは、人との対話や内省の時間に宿る。これは学生だけでなく、私たち大人にも問い直されているテーマです。
🧠 ジャグリングポイント:教育×体験×自己探究
→ 学びは情報の摂取ではなく、自分自身の“意味づけ”を問う旅。
✍ 今週の総まとめ
VUCAな時代において、「専門性」「文脈」「共感力」を編み合わせて世界を読み解く視点が求められています。
私はそれを「知的ジャグリング」と呼び、日々実践しています。
来週もまた、社会を知的に読み解くヒントをお届けしていきます。
知を解きほぐし、問いを編もう。
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