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第五回は「生命倫理」という言葉を日本で使い始めた青木清先生の「遺伝子と遺伝学」です。

授業のスタートが、Natureの1953年4月25日号の”The determination of the structure of DNA”です。たった2ページの論文がノーベル賞を受賞!?と、衝撃的な論文で授業をスタートするとは…  すごすぎです。

遺伝子操作と倫理的問題に言及した本授業は、遺伝子操作について、あまりにも無知であった私の脳天をハンマーで殴ったような衝撃でした。

もともとは生まれ持った遺伝病を治療するための技術として遺伝子操作技術は開発されていきましたが、それが食物に与えた影響など(モンサントの件含む)、青木先生のお話しは衝撃的でした。モンサントの件についてはアメリカ育ちの私は当然知っていましたが、その技術の危険性について1973年に国際会議が開かれていたことは知らず。

学術会議 vs 学術審議会の構図など、その世を生きたお方だからこそ言及できること。

医学の治療レベルと歴史など、本当に幅広い領域について、遺伝子と遺伝学というテーマでお話しできるのは、青木先生しかいないなぁと、講師の先生のアサイメントの良さに、はたまた感激。

さらに、稲の遺伝子組み換えと改良のお話しには、心打たれました。

今回配布された資料は、非常にいいものなので、MUST KEEP!!!!!だと思いました。

上智コミカレ「生殖医療・倫理・法」の記事

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