坂の上の雲
親戚の話なんだから、絶対に読むべきと父から勧められたにも関わらず、10代の頃から何度も挫折し、しばらく放置していた作品「坂の上の雲」。今年はNHKドラマが始まったので、なんとしてでも読み切るぞ!!と、がんばっていました。年末に体調を崩しまくって、病院にいたので、そのおかげで(!?)なんとか目標を達成。やっと読み終わりました。ふぅ、疲れた...
いろんな人がいろんなことをすでに書いている作品なので、私は自分の備忘録として、興味をひいたところを2点だけ書き残します。
真之と子規が読書について語り合っているシーンで、真之が「乱読よ。本は道具だからな」と語る。その後に、海軍作戦について情報を集めるという目的を持って読書をしていることを語っている。目的をもって、しかし乱読しているという点が非常に興味深い。
山本権兵衛の「功労者は、勲章をやればいいのです。実務につけると、百害を生じます」のくだり。先日、企業のトップマネジメントと、引き際(引退)について議論したのですが、このあたり、我々もよく考えなくてはいけないエリア。誰でも、必ずしも、キレイに引けるわけではないのですから、その人をどう配置していくのかは、マネジメントもきちんと考えないといけないのだと思いました。
この本は、父が言うように、親戚の話として捉えるだけでなく、仕事においても示唆深い話が非常に多く、とても勉強になりました。読むことを勧められた理由がとてもよく分かります。
2巻目がキツかった...なかなか話が前に進まず、毎回この2巻を乗り越えるのに挫折し、乗り越えた後も、なが〜い小説に、一気に読み切ることができず、苦戦しました。が、無事読み終えてよかった〜〜 2回目はあるのでしょうか!?
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