(Movie)アメイジング・グレイス
今年はじめに小学校で「アメイジング・グレイス」を歌ったときに、アメイジング・グレイスについていろいろと調べたのですが(子供相手にスピーチをしなくてはいけなかったから)、映画が出ているとは気づきませんでした。
「アメイジング・グレイス」を見ました。
あらすじ(goo映画より)
イギリスで「奴隷貿易廃止法」成立200周年を記念して製作された本作。「アメイジング・グレイス」の作詞者であるジョン・ニュートンに師事していた政治
家ウィリアム・ウィルバーフォースの、奴隷貿易廃止のための戦いの模様を描いた物語。ジョン・ニュートンはもともと奴隷貿易船の船長をしており、彼の航海
の最中、2万人の奴隷が命を落としたという。「アメイジング・グレイス」自体が、ニュートンの悔恨と神への感謝から生まれた詩なのだ。本作を観た後でこの
曲を聴くと、また新たな響きを感じるだろう。主演は「ファンタスティック・フォー」シリーズのヨアン・グリフィズ。『エニグマ』のマイケル・アプテッド監
督がメガホンを取った。
ジョン・ニュートンが神への感謝のために書いた詩というのは、調べて知っていたけれど、こう映像にしてくれて、そのあとに聴く「アメイジング・グレイス」は、また、違った感じになる。自分で歌っても、今までは、透明度をどうやってだそう?と思いながら歌っていたのに、もっとドロドロしたものを込めて歌った方がいいんじゃないかと思ったのです。
ちょっと残念なのが、この映画で演奏されているアメイジング・グレイス。
予算がつきて、手抜きですか!?
と突っ込みたくなりました。
お勧めは、この映画を見た後、自分が大好きな人のアメイジング・グレイスを聴くことです!
奴隷制度への批判を取り上げた作品ですが、挫折した人間の復活として描くことで、非人道的な面が薄れている感があり、映画としてとても見やすいものになっているのが、よかった点です(あまりに非人道的なところを描かれると、ちょっとグロくて、わざわざそこまでする必要あるんだろうか?と思ってしまうのです)
マイナー映画かもしれませんが、一度見るのをお勧めしたい歴史的価値のある作品だと思います。
(総合評価:★★★★☆ 歴史的な背景がきちんと見える作品で、良質な映画。ただし音楽はイマイチ)
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