(Movie)J・エドガー
初代FBI長官のフーバーを主役にした、実話をもとにした映画でレオナルド・ディカプリオの熱演で話題だった「J・エドガー」。映画館で見られなかったのを、DVDを借りてみました。
あらすじ(映画.comより)
FBI(アメリカ連邦捜査局)の初代長官を務めたジョン・エドガー・フーバー(J・エドガー)の半生を、クリント・イーストウッド監督とレオナルド・ディカプリオの初タッグで描くドラマ。1924年、FBIの前身である捜査局BOIの長官に任命され、35年にFBIへと改名した後も、72年に他界するまで長官として在任したJ・エドガーは、カルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで8人の大統領に仕え、FBIを犯罪撲滅のための巨大組織へと発展させていった。しかし、多くの功績を残した一方で、時に強引な手腕が物議をかもし、その私生活は謎に包まれていた……。脚本は「ミルク」でアカデミー賞を受賞したダスティン・ランス・ブラック。共演にナオミ・ワッツ、「ソーシャル・ネットワーク」のアーミー・ハマーら。
実話をベースにしているので、たぶん本当に起きたことだったのでしょうが、「ホント!? こんなことしてたの!?」と、びっくりするような内容ばかり。
FBIを作り上げていく過程で、職員の私生活を徹底的に調べ上げ、不倫してる者、同性愛者、借金てる者、身長、体重まで調べていき、薄毛の人まで解雇してしまうという徹底ぶり。
この人は激しい人種差別をしながらも、自身もバイセクシュアルで女装癖があったわけなので、ある意味マイノリティ。マイノリティがマイノリティを弾圧し、恐怖政治でFBIを率いていったことが描かれている映画です。
近代アメリカ史(って言っていいの?)を学ぶにはいい映画ですが、どこまでが本当でどこまでが嘘なのか。ますます分からなくなり、映画を見終わった後は、伝記を読もうとAmazonで発注してしまいました。
(総合評価:★★★★☆ レオナルド・ディカプリオの熱演が素晴らしい。特に晩年のフーバーはそっくりです)
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