マリア

1024_768_b1280_1024_a本日公開の映画「マリア」を観てきました。
あらすじ(goo映画より抜粋)

中東エルサレム。ヘロデ大王の税金取り立てに苦しむ村ナザレに住むマリアは、ヨセフとの婚約中に身籠ってしまう。天使ガブリエルから「それは神の子だ」と告げられたマリアは、両親にも告げることができずにいた。その頃、“救い主”誕生の預言に怯えるヘロデ大王の命により街の人口調査が始まり、“救い主”になる可能性のある者は抹殺する命令が下る。マリアはヨセフの故郷ベツレヘムへ、二人で旅をすることを決心するのだった。

キリスト誕生までのマリアとヨセフの物語です。キリストに関する映画は数年前に物議を醸した「パッション」をはじめ、数多くありますが、マリアとヨセフを中心にしたものは、これがはじめてではないでしょうか?
監督のハードウィックはリアリティーを重視して、ルカとマタイによる福音書をベースに物語を作り、また、多くの歴史家や神学者らに意見を求め、2000年前の時代を再現していったそうです。撮影は、イスラエルではなく、南イタリアの町にナザレやベツレヘムをセットとして再現したそうですが... イスラエルに行ったことがないので、その辺りのリアリティはわかりませんでした。
15歳という若さで処女のままキリストを身ごもり、数々の試練を乗り越えたマリアをクジラ島の少女で史上最年少のアカデミー賞主演女優賞にノミネートを果たしたケイシャ・キャッスル=ヒューズが演じています。彼女自身も非常に若いこともあり、初々しさを残しながら、控えめにしかし芯の強さをしっかりと出した演技をしていて、好感が持てました。少女から、母へ顔つきが変わっていくところは、見事です。
ヨセフへの妊娠の説明をするくだりや、2人でナザレからベツレヘムを目指す旅など、観ていて、夫婦とは何か?を考えさせられます。
(総合評価:★★★★★ 心に響く映画でした)

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