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C100979301_l_2Catch and Release (恋は突然に。)」を見ました。
あらすじは...(ソニーピクチャーズのサイトより抜粋

突然フィアンセが死んでしまった!あまりの出来事に現実を受け止められないグレイだったが、カレの親友たちのおかげで日々癒され、平穏な生活を取り戻してゆく。ある日、カレの身のまわりを整理し始めたグレイは、彼女の知らない誰かへの送金記録を見つける。そして、もはや鳴るはずのないカレの携帯にセクシー・ヴォイスでメッセージが…。
さらには、子供連れの女性が「”この子の父親”に会いに来たの」とやってきた!想像もしないなかった事実に混乱するグレイに、今度は身近な男性が突然愛の告白!はたまた別の男性と何か始まりそうな予感―!?
そう、不幸なんだか幸せなんだかわからない。いわゆる「フツウの幸せ」って、グレイにやってくるの?

原題の方がいいタイトルだと思ったので、原題のまま掲載です。
釣用語で「Catch and Release」(釣った魚を川に戻す)には、理想にしがみつきながら生きる主人公たちが徐々に本来の生き方を取り戻すと言う意味が含まれているそうです。このフレーズは、主人公グレイが、フィアンセのもう一人の恋人で子供までいる女性とフィアンセの親友たちとディナーをする際に、彼女がフィアンセについて嫌いだったことを延々と述べるシーンで出てきます。結婚式当日に死んでしまった彼の秘密がどんどん出てくる中で、彼女なりに吹っ切ろうとしていたんだろうなぁ...というシーンで、じーーんと来ます。
次の恋に落ちるのが早すぎないか!?と思わなくもないのですが、でも、次の人を求めてしまう気持ちも分かります。だって、まだ生きているし、若いし、人生は続くのだもの...
Life goes on.
自分が大切な人を突然失くしたことを思い出しながら、でも、2年ほど前にストックホルムの空港で読んだセシリア・アハーンの「PS, I Love You」を読んだときほどは涙が出ず、時が痛みを癒すというけれど、ホントだなぁ、としみじみ思いました。
#あの頃は、どんなことがあっても、人前でほとんど泣かず、とにかくやらなきゃいけないことを猛烈な勢いで片付けていました。両親は、私のあまりに冷静な対応状態に、ある日抱えきれなくなって、突発的に自殺をするのではないかと心配していたようです。なのに、空港で何気に手にとったセシリア・アハーンの本を買い、飛行機を待ちながら読んでいて、呼吸困難に陥るくらい泣いてしまいました。腫れ物に触るような周囲の気遣いが全くない明け方の外国の空港で一人座って大泣きしました。通りがかりのスウェーデン人のおばさんにハンカチをもらい、HUGまでもらい、人の暖かさにさらに涙しました。

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