ヴェルディ レクイエム
声楽の先生が合唱で出ているチョン・ミョンフン指揮 東京フィルハーモニー交響楽団のヴェルディ レクイエム(以下、ヴェルレク)を観てきました。
コンサートマスター:平澤 仁
ソプラノ:カルメラ・レミージョ
アルト:藤村 実穂子
テノール:キム・ウキョン
バス:ロベルト・スカンディウッツィ
合唱:東京オペラシンガーズ
レクイエムはヴェルディが好き。私のお葬式では、ヴェルレクをかけて欲しいと遺言に書いているほど好き。
ppppの音が素晴らしい。小さい小さい小さい音なのに、ホールにじわーっと響き渡る。ホールの作りのせいか、天上から声が振ってくるよう。静寂の中の音と、ffffとのコントラストに酔ってしまう。
メゾの藤村 実穂子さんが素晴らしかった。音の響かせ方が凄い。ホール全体に、体から放射状に声が響き渡るのが、見えるほど(いえ、見えませんが、見えるような気がするのです)。日本人でこんなに素晴らしいメゾの方がいらっしゃるのを知らず、自分の無知を恥じる。
ソプラノは、えー、このキャスティング!?と、思ったのですが(ヴェルレクならもっと重めの声かなーと勝手に思ってたんで)、マエストロのお気に入りだそう(先生談)。まぁ、これはこれでアリなのかもしれません。イメージとは違うソプラノでしたが。
後日談ですが、オペラシティの観客の方がレベルが高くて、歌い易かったそうです。オーチャードホールの観客は、拍手のタイミングなどが合わず、マエストロも苦笑い。ざわついていて、オペラシティで見た方がずっとずっと良かったと演奏者の方に伺うと、オペラシティで見てよかった〜〜と思いました(単純な私)。
素晴らしい音楽のシャワーを浴びて、幸せです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。