【音楽】スメタナとドヴォジャーク
プラハまで来て、スメタナとドヴォジャークをチェックしないわけはありません。
昨年ドヴォジャーク生誕170周年だったので、昨年の8月6日から今年の2月29日まで、チェコ国立音楽博物館(České muzeum hudby)では、ドヴォジャークの特別展をやっています。マルチメディアをうまく使ってドヴォジャークの人生を展示するというやり方で、これでもか〜という程、ドヴォジャークの作品、写真が展示され、彼がどれだけ敬虔なカトリックだったか、いい父親だったか、個人主義だけれど、すぐにかっとなるけれど、心優しい人だったかという、音楽家としてだけではない展示に興奮してしまいました。鉄道マニアだったことも初めて知りました。
もちろん、交響曲9番「新世界から」も流れていました。
12月にルサルカをみたばかりですが、こちらを先に見てから、ルサルカを見たらもっと違った観点でオペラを楽しめたかも!とちょっと残念。機会があればまたルサルカを見たいです。
実は、こちらを見に行く前に、ドヴォジャーク博物館とスメタナ博物館の方にも行きました。常設でやっているところを先に見ておかないと、特別展示の方がゴージャスだろうから...という読みがあっていて、良かった! プラハ城からだと、チェコ国立音楽博物館の方が近かったのですが、順番間違うとがっかりするかも...と思い、トラム22番でダイレクトに行けるので、ドヴォジャーク博物館へ行き、スメタナ博物館へ行き、そして、チェコ国立音楽博物館へ行きました。行ったり来たり感はあるのですが、この流れで正解だったようです!
スメタナ博物館は、直筆のメモや遺品がたくさん展示されていました。50歳頃から聴覚を失い始め、公職を離れて、それでも作曲活動を続け、連作交響詩「わが祖国」を書いたのは有名な話しですが、第2曲の「モルダウ」は、山奥の源流からプラハへ流れる川の情景を描いていて、スメタナもまた祖国を思いながら活動していたのだと、改めて思いました。リストの協力を得てプラハに音楽学校を設立した経緯なども、こちらの博物館では展示されていました。そういえば、ブタペストにあるハンガリー音楽院まで行ったなぁと、思い出しました。
チェコものはスメタナのモルダウしか歌ったことがないのですが、これを機会に、ヤナーチェックやドヴォジャークなど、歌ったことの無い曲にも挑戦してみたいなぁ〜と思いました。...ドイツ語もままならないのに、他の原語に手を出していいのだろうか!?
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