【オペラ】キャンディード
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2010「キャンディード」を文化村オーチャードホールで観てきました!
指揮は佐渡裕、演出はロバート・カーセン、Théâtre du Châteletのプロダクションです。以前観たものよりも場所は現代にうつしてあり、ブラックユーモアたっぷりのキャンディードで、そのブラックぶりにぶっ飛びました!!!
特に、各国の元大統領(一部現大統領)が出てくるシーンには、「シラク大統領やブッシュ大統領にこんなことさせちゃってクレームでないの!?」と、びっくり!
クネゴンデがマリリンになりきっているのは、おぉ、あるかもね〜と思いました。
オイル問題に言及するあたり、当時のプロダクションは今のBPの事件を知らなかったのでしょうが、時期的にぴったりすぎて怖い...諷刺作品となっています。
オールド・レディ役のビヴァリー・クラインとヴォルテール&パングロス&マーティン役のアレックス・ジェニングズがぴか一!! すっごい役者さんです。
クネゴンデ役のマーニー・ブレッケンリッジは、素敵でしたが、マイペース!? 佐渡さんはきっと巻きたかったんでしょうね。着飾ってきらびやかに(glitter and be gay)をそれはマイペースに歌っていて、どう観ても指揮もオケも待っている状態。歌い終わったところでオケががーっと巻いて行ったのは、噂には聞いていましたが、おぉ、マイペース! やっぱりこれは歌手が主役なんですね。
本日千秋楽ということで、カーテンコール鳴り止まず。最終日だからとってもこなれた演奏で、最初から最後までパワー溢れる元気になる舞台でした!
それにしても、ここまで偶然とラッキーが重なったストーリーってあまり無いですね。ヴォルテールのカンディードを読みましたが、ホントに原作の世界をそのまま舞台にしたんだなぁ〜と思いました。
最近、あたりの舞台が多くて嬉しいです!
観劇終了後はその興奮冷めぬうちにレッスン。コンクールで歌うキャンディードのGlitter and Be Gayを歌いまくり、テンションアップです。
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