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Anna新国立劇場で上演されたバレエ「アンナ・カレーニナ」を観てきました。

あらすじ(新国立劇場ウェブより)
アンナは夫カレーニンと愛する子どもの3人で暮らしているが、その穏やかな生活はうわべ
だけで、政府の高官であり世間体を気にかける夫との関係はすでに冷たくなっている。舞踏会で若い将校ヴロンスキー伯爵と出会ったアンナは胸騒ぎを覚える
が、徐々に愛情へと変化していくのを止めることはできない。ついに二人はお互いの愛を確かめあうようになるが、アンナの激しい感情はこれまでの生活を壊し
てしまう。自分の気持ちに正直になるにつれ、カレーニンの人目を気にかけた偽善的な態度を許せなくなっていく。
アンナは家族との生活よりヴロンスキーと一緒に過ごすことを選び、イタリアへと二人で旅立つ。し
かし幸福の絶頂期は瞬く間に過ぎ去り、アンナは良心の呵責に悩まされる。再びペテルブルグにもどってくるが、社交界でアンナは人々の冷たい態度に接し、戻
るべき場所のないことを悟る。ヴロンスキーの存在ももはやアンナの孤独を救うことはできない。人生を憎悪に満ちたものとしか見ることができなくなったアン
ナには、死によって得られる平安を願う。一人駅へと向かったアンナは走りくる列車に身を投げる。

まず、この長い作品をどうやって2時間の舞台にするのかが、とても興味があった作品です。そして、いつもいい作品を薦めてくれる友人Tさんから「これは絶対おすすめ!」と言われ、非常によいお席を取ってもらったため、舞台が始まる前から、期待感でいっぱい。

アンナ、カレーニン、ヴロンスキーの3人に非常にうまく焦点をあて、ストーリー展開をしていく。お産のシーンがなく、子供への執着心は今一つ表現できていないものの、冒頭の鉄道模型で遊ぶ子供と最後の鉄道へ身投げし自殺を図るアンナが非常にうまくリンクされていて、ストーリー展開のうまさ、そして、チャイコフスキーの曲の組み合わせ方に舌をまく。

ビントレーになって、本当に新国立のバレエのレベルがあがり、感激です。

降板された福岡雄大さんのけががとても心配だったのですが、見に来られていて、少なくともちゃんと歩けているお姿を拝見できて、とても安心しました。これだけアクロバティックなものは無理だとしても、大好きな福岡さんのバレエがきっとまたみられるのだと思うと、早くよくなりますようにと祈るばかりです。

キャスト: 
アンナ 長田 佳世
カレーニン マイレン・トレウバエフ
ヴロンスキー 厚地 康雄

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