全体像を捉える

絵:かたぎりもとこ

絵:かたぎりもとこ

提案書を書かなくてはいけないときに、いきなり情報収集を始めたり、提案のパーツとなるアイディアから書き始めたりする人がいます。

それは言ってみれば、プランのない旅行と同じ。どこかへ行くと決めただけで、太平洋に何も持たずに一般の舟でこぎだすのと同じくらい危険極まりないことです。危ない地点を知らずに突っ込んでいき、転覆してしまうかもしれません。あるいは行きたかったはずの場所に行きつかず、旅を終えることになるかもしれません。旅から戻ってきて、「こんな素敵な場所があったんだ!」とがっかりすることになるかもしれません。

こうならないために、まず旅の目的を決め、そこへどうやって到達するかを地図にし、全体像を把握します。すると、迷子にならずに効率よく目的地に到着することができます。

この旅行プランの作り方をそのまま仕事に適用し、仕事の全体像が見渡せる「ワークプラン」なるものを私は必ず作成しています。こうすることで、仕事のうえで「迷子」になることを未然に防ぐのです。そうは言っても、実際には迷子になるときもあるのですが……。

しかし、その回数は確実に減らせますし、迷子になったところからやり直せばいいので、スタート地点まで戻らなくてもいいといぅメリットがあります。

この全体像をつかむための地図を作れるかどうかが、提案書を効率よくうまく作るための分かれ道。

全体像をとらえるために私が実践しているいくつかの方法です。

来週から上記の方法を1つずつご紹介しますね。

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