マリア・カラス最後の恋
3度目の正直...ではありませんが、3度目にしてやっと「マリア・カラス最後の恋(Callas e Onassis)」を見ることができました。
#前回2回は、なんとチケット完売だったのでした!!
あらすじ
お世辞にも「美貌」とはいえない容姿の新人歌手・マリア。周囲の目は冷ややかだったが、自分の才能を見抜いてくれた実業家・バティスタに従事し、やがてソプラノ歌手として世界的な成功を収める。ふたりは私生活でもパートナーとなったが、そんなおり、無一文から海運王にのぼりつめた男・オナシスが現れる。そして彼の存在が、その後のマリアの運命を大きく変えていく。
没後30年記念映画だそうですが、個人的には、この映画よりも2003年に公開された「永遠のマリア・カラス(Callas Forever)」の方が好きです。
なぜかというと... この映画では、タイトルにあるように、オナシスとの恋愛が中心にあるのだとは分かってはいるのですが、オナシスのために歌から離れたけれど、やはり、歌を歌いたくなる歌姫の気持ちの揺れとか、それでもやはり歌手として歌えなくなっていく苦悩とか、体(老いも彼女の場合はありますが、老いよりも若い頃に無理しすぎなのと不摂生が招いた結果です)の変化に対して、歌い手としてどうそれを受け入れて行くのかとか、マリア・カラスを描くならそれを描かずに映画と言えるか!? と、思ってしまったわけです。
舞台のシーンも少ないのも不満。
何よりも、アンナリーザ・ラスパリョージの吹き替えではなく、カラスの声でやってほしかった....
(総合評価:★☆☆☆☆ 駄作! イタリア語の勉強になるだけだわ...レディースデーで1000円だから許せるけれど、普通価格だったら、「お金返して!」と叫びたくなる内容の薄さ。)
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