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著書の「稼ぐ力の育て方」に、不安を成長の原動力としている話を書いたのですが、その後、いろいろな人から、「ポジティブ心理学において、不安よりも、自信を持つことの方が成功につながると言われているので、秋山さんの考え方はおかしい」、とか、「秋山さんはいつも自信が無いといいながら、自信が無いのになんでそれだけの成果を出せるのか理解できない」というようなメールやコメントを頂き、「私がおかしいのかなぁ...」と思って、心理学者の先生やセラピストなどに相談していました。
最近、聞いたお話の中で、「お、これは!!」と思うお話があったので、ご紹介。
楽観主義を中心として、人間のポジティブな特性を研究していらっしゃる昭和大学の古川真人先生が、最近、不安感の効力について研究していらっしゃるそうです。
その研究の中で、不安感を人間の成長に効果的につなげていっている人たちがいて、自信を持ってやっているグループと比較した場合、失敗したときに早くリカバーができているなど、ポジティブ心理学ではマイナスだと思われていたことが、プラスの結果を生み出しているとか。
人種、性格、環境などによって、自信派なのか不安派なのかが左右されているらしいのですが、日本人は実は後者が多いそうです。ポジティブ心理学に違和感を持っておられた方には、朗報ですね。
バレリーナや歌手、一部のスポーツ選手に多く見られるタイプだなぁ...と個人的には思いました。
不安感を”coping strategy”として使うのは、私の場合はとても有効なケースとはっきりとおっしゃってもらえて、この1年ほどのもやもやが、だいぶすっきりしました。


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