(Movie)贖罪(前・中・後編)
最近体調がものすごく悪いので、仕事と歌以外は必然的に自宅に籠る生活。
そんな時のお供は、仕事と音楽と本と映画(っていつもと変わりませんが)。
カンヌ国際映画祭への出品など活躍のフィールドを世界に広げている黒沢清監督の作品なので、どんなになっているかがちょっと気になって、「贖罪(前・中・後編)」を一気見してしまいました。
解説(映画.com)より
「告白」で知られる湊かなえの同名ミステリー小説を、黒沢清監督がWOWOWで連続ドラマ化。2012年1月から放送された全5話を、第1話、第2話+第
3話、第4話+最終話の3回にわけてスクリーンで上映する。小学生の娘エミリを何者かに殺害された麻子は、事件の第一発見者でありながら犯人の顔を思い出
せない娘の女友だち4人に贖罪を求める。それぞれ心の闇を抱えて大人に成長した少女たちと麻子は、新たな悲劇を連鎖させていく。麻子役に、黒沢監督作「ト
ウキョウソナタ」にも主演した小泉今日子。麻子によって罪の意識を植え付けられたまま大人になった4人を、蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴が演じ
る。
「犯人を見つけなさい。でなければ、私が納得できる“償い”をしなさい」とエミリの母親から迫られたエミリの友人4人が、その言葉にどう向き合って生きてきたかが描かれているのですが、「果たしてここまでそれをひきずって生きていくか!?」と、私なんかは思っちゃいます。
蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴とトップクラスの女優を揃えたから、さすがに演技がいいです~~
そして、最終話はどんでん返しで、「おぉ、そう来たか!」と、さすが湊かなえ作品だけあります。最初の数話ではそこまで読めない仕立てになっており、そして、すべて終わっても、気持ち悪さの残る作品になっていて、「この気持ち悪さを楽しめ!という作品なんだろうなぁ~」と思いました。
小泉今日子もいい味だしています。ホントに怖いです、こんな人が居たら...
でも、きっと私は、「悪いことは忘れて私は幸せに前を向いて生きていこう!」と都合の悪いことも、気持ちの悪いこともすっかり忘れて、脳天気に生きていくんだろうなぁ~。ここの4人のようにはならないなぁ~と思ってしまった。
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