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Photo_2会議が長引いて、時間通りに終わらず、7時開演の5分程前に九段下の駅に降り立ち、猛スピードで坂を駆け上り、ギリギリで会場に飛び込みました。最近、体力作りのために、ランニングしてて良かった〜〜〜 そして、今日はMBTの靴で良かった〜〜
ヘンデル没後250周年記念〜イタリアのヘンデルとその周辺〜というコンサートに行きました。このコンサートは、日本におけるイタリアバロック音楽の普及を目指すグループ、イ・カリッシミと、イタリア・バロックの歌姫、ロベルタ・インヴェルニッツィの初来日のコンサートです。 
ロベルタ・インヴェルニッツィといえば、イタリア留学中に、ヘンデルなどバロック系の音楽をたくさん歌っていた時期があるのですが、そのときに、先生が発声がいいと絶賛していた人で、当時のレッスンメモにも名前が残ってます。日本で聞けるなんて、本当にラッキー!!
ドタバタで駆け込んだので、残念ながらスタート時点では全然ヘンデルらしい気分ではなかったのですが、コンチェルト・グロッソがスタートしたら、一気にバロック時代に気分は吹っ飛び、2曲目のフェランディーニのIl Pianto di Maria (マリアの嘆き)が始まった頃には、音楽に熱中していて、美しい声に、涙が溢れてきました。激情型レチタティーボは、温和なマリアの激しい一面が描かれていて、逆にそれが、彼女の深い嘆きを見事に表現していると思います。
インターミッションでは、なぜか日曜日に歌ったヘンデルの「Piangero la Sorte Mia(つらい運命に涙はあふれ)のRecitativoが頭をぐるぐる。もっと感情こめて歌いたいと思っていたからか!?
2幕目は、ヘンデルのIl Delirio moroso(愛の狂乱)。こちらも狂乱とあるほど、カデンツァが凄い。ロベルタ・インヴェルニッツィさんの息の長さに、心の中で拍手喝采。私もあれだけ息をうまくコントロールできるようになりたいっ!!
アンコールは、以下の2曲。
1. ヘンデルの”Lotario”よりAdelaideのアリア”Scherza in mar”
2. ヘンデルの” Il Trionfo del Tempo e del Disinganno “Lacia la spina”
Lacia la spinaはコンサート締めくくりには最高の曲だと思います。
音楽性、発声、発音、ブレス、本当に勉強になるコンサートでした。そして何よりも心の洗われる音楽でした。


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