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Photo_7新国立劇場で「ルサルカ」を観てきました。

あらすじ(新国立劇場ウェブより)
森に棲む水の精ルサルカは、人間の王子に恋をしている。ある月の美しい夜、ルサルカは人間の姿と魂を手に入れて王子と結ばれたいとヴォドニク(水の精のおじいさん)に打ち明ける。彼は忠告とともに魔法使いイェジババに相談することを勧める。魔法使いは、ルサルカの望みをかなえるためには、引きかえに”声”を失い、もし王子の裏切りにあえば、二人とも呪いがかかり破滅すると話すが、王子を恋するあまり、ルサルカはこれを受け入れ人間の姿にしてもらう。王子は美しいルサルカと森で出会うとたちまち恋に落ち、城に連れて帰る。
城で王子とルサルカの結婚式の準備が進む。王子の愛情は、口をきかないルサルカから、祝宴のために訪れていた外国の公女に移る。嘆き悲しむルサルカの前に、水の精ヴォドニクが現れ、ルサルカを裏切った王子に呪いをかけルサルカを湖に連れ帰る。
人間でも精霊でもなく永遠にさまよい続けなければならなくなったルサルカ。魔法使いが現れ、ルサルカに短剣を手渡し王子の血によって水の精に戻れると教えるが、王子への想いが断ち切れないルサルカは短剣を湖に捨てる。呪いに苦しむ王子が湖に現れ、ルサルカに許しを乞う。ルサルカは、自分の接吻は王子に死をもたらすものだと言うと、王子は自分の不実を償うためルサルカに口づけをし、安らかに息絶える。

ドヴォルジャークが「人魚姫」や「ウンディーネ」をベースにしたロマンティックな作品をオペラ化。人間の王子に恋をしてしまった水の精のルサルカの悲しい恋の物語。「月に寄せる歌」はソプラノの人はよく歌うのですが、私はまだ手をつけておらず。あの神秘的な、超自然的な、大きな世界の中で、愛のために死に至るロマンティックさを、歌える歌唱力がない。。。という悲しい理由からなのですが。最近中音も充実してきたので、挑戦してみようかなぁ〜。近々チェコに行くので、そこでいろいろと吸収してから、歌うかどうするか考えよう、とか、インターミッションの間にそんなことを考えていました。
ロミオとジュリエットのジュリエットとはまた違うルサルカ。人間でもなく精霊でもなく永遠に愛のためにさまよい続けなければならないルサルサの悲しみが、とても静かに、美しく表現されていた舞台だと思いました。
青の深さがきれいでした。

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