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Photoサントリー美術館の開館1周年記念展「ガレとジャポニスム」を観てきました。
モネもそうでしたが、ガレも日本に魅せられたアーティストの1人。日本美術をなぞるところからスタートし、それを自分の作品の中にどんどんと取り込んでいく様がよく分かるように展示されています。「もののあはれ」を現在の日本人以上に理解し、その作品で表現しているのは、何度観てもガレってすごいなぁ...キレイだなぁ...と思います。
「蜻蛉」が初公開だそうです。
蟷螂(かまきり)や蜻蛉(とんぼ)などは、よーく目をこらしてみると(こらさなくてもですが)かわいくない生き物ですが、その生をガラスの中に閉じ込め、ガラスの色を通して、美しさが伝わってきます。
私の書斎のデスクはティファニーランプが置いてあるのですが、赤や黄色などの色よりも、ガレが好んで使っていた深い緑や茶が本当にキレイだと思います。だからかもしれません。ガレの作品では、自然の色合いがそのまま閉じ込められているような、ちょっと重厚感のあるモノの方が個人的には好きです。
桜の季節のミッドタウンはキレイでした。優雅な気分になれただけでなく、日本人としての自分のルーツを強く意識させられた展示会でした。


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