リサイタル@松本記念音楽迎賓館
昨年、パイオニアの研究所の基調講演でイノベーションについてお話させていただいたのですが、そのご縁で、パイオニアの創設者松本望氏の住居を改装した松本記念音楽迎賓館でリサイタルを行いました。地元二子玉川からほど近い岡本にあるというのも、何かのご縁を強く感じます。二子玉川の駅から、タクシーで松本記念音楽迎賓館まで行ったのですが、途中、卒業した小学校の横を通り、友人の家の前を通り...と、懐かしい場所ばかりで、いつもはものすごく緊張する本番前も、なごやかに迎えることができました。地元パワーすごし。
中に入ると、すばらしいシャンデリア。
サロンには、チェンバロ(クラヴサン プレイエル・ランドフスカ・モデル)も展示してありました。こちらは雑誌やテレビなどの撮影でもよく使われる場所だそうです。春は桜が素晴らしいそうです。今回、このような素敵な場所で、リサイタルをさせていただくことが出来、とても嬉しく思います。
そして、リサイタルで使うAホールは、ステンドグラスが美しい、小さいながらもパイプオルガンのある暖かみのある木のお部屋。ベーゼンドルファーが置かれていました。
さすが音響メーカーが作ったホール。素晴らしい音響で、いつも以上に声がキレイに出ました。
今回歌ったのは以下の3曲。
1. スカルラッティ:歌劇「ポンペーオ」より セストのアリア〜私を傷つけるのをやめるか〜
2. ヘンデル:歌劇「エジプトのジュリオ・チェザーレ」より クレオパトラのアリア〜つらい運命に涙はあふれ〜
3. サリバン:歌劇「ペンザンスの海賊」より メイベルのアリア〜さまよい歩く哀れなあの人〜
2曲目のクレオパトラのアリアが、観客の皆様から評判がよく、ここ最近、中音を中心に声を作り直していたので、この曲を誉めていただけて非常に嬉しいです。先生のご指導の賜物です。12月にはもっとよく歌えるようになっていたいと思います。
リハーサル前にドレスに着替えたのですが、なんとファスナーが壊れ、ドレストラブルで、大パニック。先生を巻き込んで大騒ぎとなりました。近所に住む幼なじみのYに針と糸を持って来てもらい、なんとかきられる状態になったのですが、次回からは、ドレスを最低でも2枚持って行くこと、針と糸、安全ピンなどは用意していくことなど、いろいろと勉強になりました。12月のコンサートでなくて本当に良かったです。
Yちゃん、お騒がせして申し訳ありません。針と糸、どうもありがとうございました。あなたが来なかったら歌えませんでした!(ジーンズで歌ったと思います...)
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