2019年現在の金属アレルギー等の状況

2012年のニッケル等の金属アレルギー(遅延型)発症から、大量の食物・薬物アレルギー(即時型)も発症しました。当時、金属アレルギーに関する情報があまりないため、メーカー等に問合せのメールや電話をした内容をブログに綴ってきました。7年経った現在も、金属アレルギーに関する記事を閲覧している人が多いため、2017年に現状アップデートを書きました。

 

アレルギーの状態は人それぞれ異なりますので、私1人の状況ではあまり参考にならないかなと思いながらも、私も自分が情報を探し回っていた2012年の夏頃は、ブログ記事を読んだ時に、この人はその後どうなったんだろう?と思うことがあったので、あくまでも1患者の状況ということを念頭に置いていただきたいのですが、現在はこんな感じで生活をしています。

▼目次

  1. 現在の肌の状態
  2. 通っている病院
  3. 食事
  4. 調理器具
  5. アクセサリー
  6. メイク用品
  7. まとめ

 

現在の肌の状態: 金属アレルギー、アナフィラキシーショック、突発性の蕁麻疹に悩まされている

 

2012年8月に、金属アレルギー(ニッケルとスズ)が分かった後、アナフィラキシーショックを起こすようになって、金属アレルギーの治療だけでなく、薬物・食物アレルギーの治療もおこなうようになりました。2012年からしばらくは、年数回の救急搬送があったのですが、2015年から2018年までは緊急搬送ゼロでした。しかし、2018年12月ごろから、月1-2回ほど、食事直後にアナフィラキシーショックを起こすようになり、また金属アレルギー特有の蕁麻疹も出るようになりました。

注: 金属アレルギーは遅延アレルギーでアナフィラキシーショックを起こしていたのは、主に食物・薬物の可能性が高いです。

原因は特定できていませんが、体調に波があるのと同じように、アレルギー症状にも波があるので、落ち着いて対処しましょうと担当医から言われたこともあり、初心に戻って、外食をほぼやめ、自宅で大丈夫だとわかっているものをメインに食事をするようにしています。

 

肌の状態は、ドバっと出てしまったら、すぐにステロイド軟こうを使用して、キレイな状態に戻し、その後は、週1回のメンテナンスとしてのステロイド使用をしているため、月数日程度がひどい状態で、それ以外は意外とキレイな状態を保つように努力しています。

 

2012年診断当時の過去記事:

2017年のアップデート記事:

 

通っている病院: 都内でアレルギー専門外来を持つ大学病院

 

2012年クリニックの皮膚科→入院して金属アレルギーを調べるときにクリニックの皮膚科医が勤務している大学病院に移転→その病院よりももっといい治療ができると言われて、別の大学病院への紹介状がでて転院

 

現在も2012年に紹介された大学病院のアレルギー専門医の先生に診てもらっています。しかし、この4月にその担当医が異動となり、入院時に当時の先生と一緒に診てもらった先生に引き継がれ、担当医が変わりました。まだ、私の事情がよく分からない中での突発性の蕁麻疹やアナフィラキシーショックに対応しきれていない感じで、私も不安はあります。前の先生が異動する際に、どうしても落ち着かない状態になったらこちらに受診してみてくださいと、連絡先等残していってくださっているので、年内に状況が改善しなければ、一度前の先生に診てもらおうと思っています。2017年に「結果として今の病院に移ったから、アレルギーの状態を良くし、共存できるようになったんだなぁと思っています。いい医師と出会うのは大事なことだと思います。」と書いていましたが、担当医との人間関係は、治療をすすめていく上で本当に大事な要素だなぁと、改めて思います。

関連記事:

 

食事: かなり除去&外食はほぼ中止

全身型金属アレルギーの食事指導の論文P162を参考に、ニッケル含有量の多い食品は除去してきましたが、今年に入って状況がかなり悪化しているので、2012年の時の日記を見ながら、多くのものを除去して、肌の状態を見ながら、食べられるものを増やす方向にしていますが、あまり前進していません。

昨年までは、外食も頻繁にしていましたが、現在は、ほぼ中止していて、お昼はお弁当を持っていく生活に変えています。

過去記事: 

 

調理器具: 2017年から変わっていません

2017年の金属アレルギー状況に書いている内容からまったく変わっていません。変わったとすると、ひばの木のまな板になったことくらいです。

2012年の発病当初の調理器具については、主に以下の4つの記事にまとめてあります。

過去記事:

 

ル・クルーゼのフライパンは買い替えた

フライパンは、2012年当時は、ホリエのチタンのフライパンとバーデンスのフライパンを使っていました。2017年は、ホリエのチタンフライパンと、ル・クルーゼのTNSフライパン2種の計3つを使っていました。バーデンスは、重すぎて、出産後かなり酷い腱鞘炎を患った私の手には負えず、ル・クルーゼがフライパンの下取りキャンペーンをやっていたときに、手放しました。その後1回ル・クルーゼTNSフライパンを買い替えました。理由は焼け焦げてきたからです。これを娘の調理にヘビロテしています。

 

炊飯器は、以前と同じパナソニック

炊飯器は、ニッケルアレルギー対策用炊飯器の記事で紹介したパナソニックのSR-KG051を使用しています。そろそろ買い替えたいなぁという話はよく出るのですが、仕事も子育ても忙しく、炊飯器の調査まで手が回らないため、壊れるまで待とうという話になっています。

 

チタンボトルを探し中

プレゼントでもらったサーモスのチタンボトルが優秀すぎることから、2本目を購入したのですが、ヘビロテしている1本がかなりくたびれており、買い替えしたいとチタンボトルを探し中。とはいえ、いいものが見つからず、こちらは情報収集中です。

 

アクセサリー: スマートウォッチのみ着用

汗をかくじきなので、メディアに出演する際と講演の際にはつけていますが、それ以外はほとんどつけていません。

使っているアクセサリーと時計については、過去記事にご紹介したもの相変わらず使っています。

時計は、喘息の悪化のため、体調モニタリングをしたいと思っていた時に、パートナーから金属アレルギー対応になっているスマートウォッチをプレゼントされたため、それを日常的に使っています。

  • スマートウォッチ IPX68

 

メイク用品: アクセーヌ一&ラロッシュポゼ&Dior

 

ラロッシュポゼのBBを使い始めました。日常生活では、ラロッシュポゼかアクセーヌの日焼け止めの上に、ラロッシュポゼのBBを使用。講演等で人前に出るときには、ディオールのフォーエバーを使っています。

アイシャドーなどの色物は、体調が悪いときは、アクセーヌがメインですが、ディオールも大丈夫なので、ディオールもよく使用しています。

リップは、ジェーンアイルデールのフォーエバーシリーズを使っていて、ピンク、オレンジ、レッドと3色をリピートしています。

2年ほど前からBeautyTech.jpさんで執筆するようになり、編集部に世界中のコスメが集まるのですが、意外と海外の製品はニッケルアレルギー対応になっているので、アイライナー等は、海外土産でもらった製品を使っています。日本だけが遅れているのね・・・と改めて思いました。

 

過去記事:

 

まとめ: 体調は崩しても、きっといい日が訪れると信じて生活できる心の安定感

 

アレルギーの状態が劇的に良くなった6年ほどの期間を経て、また体調を崩しているものの、2012年当時から手探り状態で肌の調子を戻していったことを思い返すと、「こういうことを地道にしていったらよくなる(はず)」というのが見えているので、きっといい日が来るに違いないと、地味な努力をしながら、時をやり過ごすということができるようになっているなぁと思います。

 

とはいえ、主治医との人間関係を築いている最中の出来事で、前の先生のところで診てもらえばもしかしたらよくなるのかも?(たぶん、ならない、気持ちの問題だと思うのですが)と気持ちがふらふらとふらつくことはあります。

 

そんなわけで、あまりいいアップデートができなかったのですが、こういう時もあるよというご参考までに。

 

注: 上記の情報はあくまでも、金属アレルギー(ニッケル)1患者の状況であって、アレルギーの状態は人それぞれ異なり、治療の進行状況も異なるため、あくまでもご参考情報としてお使いください。食事の除去をする場合は、必ず専門医の元で行ってください。

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